PANCRASE363のメインイベントは、フェザー級暫定王者決定戦としてオタベク・ラジャボフと木下尚祐が5分5ラウンドで対戦した。正規王者の栁川大夢はRoad To UFC出場のため王座が空位となり、同試合は暫定王座決定戦として組まれた。フェザー級ランキング1位はラジャボフ、2位は神谷である。
試合・カード概要
- 大会:PANCRASE363
- カード位置:メインイベント
- 階級・内容:フェザー級暫定王者決定戦
- ラウンド設定:5分5R
- 背景:正規王者・栁川大夢のRoad To UFC出場に伴う暫定王座戦。栁川は解説席から試合を見守った。
選手プロフィール(事実)
オタベク・ラジャボフ
- 所属:TAJMMAF GYM
- 年齢:23歳
- 戦績:5勝0敗(KO2、一本勝ち2)
- スタンス:オーソドックス
- 2023年:アマチュアMMAのIMMAFで世界一
- 翌年パンクラス参戦、21歳でプロデビュー
- プロ初戦:バンタム級ランカー・髙城を3Rチョークで一本勝ち
- 2戦目:元暫定王者で当時王者の田嶋亮との対戦が組まれたが、ラジャボフが体重オーバー
- フェザー級移行後:初戦で遠藤来生にKO勝ち。前戦はRyoを打撃で圧倒し、1R終了後TKO勝利
- フェザー級ランキング1位
木下尚祐
- 所属:リバーサルジム横浜グランドスラム
- 年齢:29歳
- 戦績:13勝6敗1分(KO勝ち3)
- スタンス:オーソドックス
- ZSTでプロデビュー。ZST消滅後はDEEP参戦
- 2024年からパンクラス参戦、パンクラス内4戦全勝
- 2025年7月:無敗の敢流と対戦し、スクランブル合戦を制して敢流に初黒星
- ラジャボフ前戦相手のRyoとは同門。Ryo戦後にラジャボフへ対戦要求
試合結果
勝者:オタベク・ラジャボフ
- 方法:3R2分45秒、三角絞め
- タイトル:フェザー級暫定王者
1Rは双方オーソドックスで打ち合い、ラジャボフがジャブと圧力でケージ際へ運んだ。パンチから組みボディロック、足掛けで倒しバックマウントを取る場面もあったが、木下が反転して上を取り、以降はパス狙いとスタンドバック、シングルレッグからの攻防が続いた。ラジャボフはバックから膝を入れて1Rを終えた。
2Rはラジャボフのジャブ・前蹴りから始まり、ジャブをつなげたタックルでテイクダウン。立ち上がった木下の背後へ回り、倒れ込みながら四の字ロック。リアネイキドチョークを狙い、バックキープを維持した。木下が反転した直後にラウンド終了。
3Rはラジャボフのジャブから入り、木下がタックル。入れ替わりを経てラジャボフがバックに回り、両足フックでグラウンドへ。再び四の字ロックから木下が反転した際、ラジャボフが三角クラッチで絞り、木下が落ちた。
関連トピック
- 解説席の栁川大夢は、ラジャボフのグラウンド選択について「オタベクがグラウンドに行くイメージがなかったので、それを選ばざるを得なかった木下選手の打撃が良かったのかもしれないと思いますし、胸を張るべきだと思います。木下選手は良かったし、それに勝ったラジャボフも良かった。いい試合でした。」とコメントした。
- 勝利後、ラジャボフは「ジャパン、こんにちは。勝利であれ敗北であれ、最後まで戦おうと決めていました。サポートしてくれたコーチやチームメイト、ファイトキャンプをしたモスクワのチーム、学校で最初に格闘技を教えてくれたトレーナーにも感謝したい。このような機会をいただけて感謝しています」とコメントした。
- 解説席からケージインした栁川は「オタベク、おめでとう。でも、フェザー級にベルトは2本もいらないから、どっちが強いか勝負しよう」と発言した。
- ラジャボフは「オフコースオフコース、I see you next time」と返し、栁川と拳を合わせた。
オタベク・ラジャボフは三角絞めで木下尚祐を降し、PANCRASE363のフェザー級暫定王者となった。